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2025.06.12
【部門責任者インタビュー】マーケットの変革期に挑む!ECソリューション部が求める“経験”と“情熱”と“愛される人柄”とは
EC市場の成長と変化に対応し、クライアントの期待を超える価値を提供し続けるCIN GROUPのECソリューション部。その最前線で組織を牽引する岩田泰孝氏に、事業の現状、求める人物像、そして部門が描く未来について話を聞いた。経験者積極採用中のEC運用ディレクターにとって、CIN GROUPがどのような成長の舞台となるのか、その核心に迫る。
止まらぬ成長と変化の波。EC運用ディレクター増員が急務な理由
――まず、今回EC運用ディレクターを募集される背景についてお聞かせください。
岩田:募集職種は、EC運用ディレクターです。実態としては、ディレクション業務に加え、クライアントへの提案なども行うため、フロント業務も手掛けるディレクターといった方がより正確かもしれません。
募集の最大の理由は、既存ディレクターのキャパシティが限界に近づいており、これ以上新規の案件をお受けするのが難しくなってきているからです。ありがたいことに、人が足りていない状況にもかかわらず、新規のお話は次々と舞い込んできます。これは、私たちが掲げる「Friendship&Do the best job」というビジネスポリシーが、クライアントから高い評価をいただいている証だと自負しています。
コロナ禍を経て、EC市場は一度落ち着くかとも思われましたが、実際には新規出店の勢いは衰えていません。さらに、これまでECサイトの導入支援で終わっていたクライアントが、そこからさらに売上を伸ばしたい、サイトを最大化したいというフェーズに入ってきており、そうしたご相談が急増しています。「ECサイトを導入したい」というニーズから、「ECサイトでさらに成長したい」というニーズへと、市場の質が変化してきているのです。この変化が、私たちの多忙さを加速させています。
――具体的な仕事内容について教えていただけますか?
岩田:ECサイトの運用代行が主な業務です。対象となるのは、楽天市場やAmazonといったモール系のECサイトと、自社ブランドのオウンドECサイトの両方です。これらのディレクション業務全般に携わっていただきます。ECサイト運用に関する幅広い知識と理解が求められますね。基本的に、ECサイトを「運営する」ことと「数字を上げる」ことはほぼ同義だと考えていますので、ECの仕組みを理解していれば、クライアントのビジネスモデルへの深い理解は必須ではありません。もちろん、あればそれに越したことはありませんが。
私たちは、単にサイトを構築・運営するだけでなく、クライアントのビジネス成長に貢献することを使命としています。そのため、市場のトレンドを的確に捉え、データに基づいた戦略を立案し、クリエイティブな施策を実行していく能力が重要になります。クライアントとの密なコミュニケーションを通じて、課題を共有し、共に解決策を見つけ出し、目標達成へと導く。それが私たちの目指すディレクター像です。
「コロナ禍」を知る経験と「人を愛する」心。ECソリューション部が求めるリーダーの資質
――今回の募集では、どのような経験を持つ人材を求めていらっしゃいますか?
岩田:理想を言えば、EC運用経験が5年以上ある方ですね。その大きな理由の一つは、コロナ禍を経験していてほしいからです。新型コロナウイルスのパンデミックは、世の中を、そしてEC市場を劇的に変化させました。コロナ前からECに携わり、コロナ禍における市場の爆発的な拡大と、その後の落ち着き、そして現在のAIやChatGPTといった新しいテクノロジーの台頭まで、一連の市場変化を肌で感じてきた方にぜひ来ていただきたい。この経験は、単なるスキルセット以上に重要だと考えています。時代の大きな流れを理解し、変化に対して柔軟に対応できる能力。それが今、最も求められている資質の一つです。
スキルそのものよりも、むしろそうした経験に裏打ちされた柔軟性や対応力といった部分を重視しています。
――リーダー経験も重視されるとのことですが。
岩田:はい、今回はマネージャー候補の採用も視野に入れていますので、リーダー経験がある方を歓迎します。チームを率い、メンバーを育成し、プロジェクトを成功に導いた経験を持つ、5年程度のキャリアをお持ちの方が理想的です。ただし、このあとにお話する人物面をクリアしていれば経験2~3年の方もリーダー候補としてお迎えします。
――では人物面ではどのような方を求めていますか?
岩田:何よりもまず、「人を愛せる人」ですね。そして、結果として「人から愛される人」。そのためには、まず自分から人を愛する姿勢が大切だと考えています。これはディレクターとしてお客様と接する上でも、社内でチームメンバーと関わる上でも非常に重要です。
中途で入社していきなり人の上に立つとなると、どうしても周囲は様子見になります。しかし、その人の人柄がよければ自然と受け入れられ、信頼関係を築くことができるでしょう。私自身、CIN GROUPが「人を愛し、愛される」ことを大切にしている企業文化に共感して、ここで働いています。このマインドを共有できれば、新しくリーダーとしてチームに加わったとしても、既存メンバーはスムーズに受け入れ、協力し合えるはずです。
――逆に、「愛されない人」とはどのような人だとお考えですか?
岩田:自分の成長のことばかり考えている人は、私たちのチームには合わないかもしれません。自分の時間を、人のために使うことをためらうような人も同様です。「お前のために時間を使ってやったんだ」という態度は論外ですね。極端な言い方かもしれませんが、仲間のために全力で振り切った行動が取れる人が理想といえるでしょう。
まずは利他。自利は後から必ずついてきます。ECの仕事は、社内外問わず、本当に多くの人と関わります。隣の人のちょっとした変化に気づき、自然と手を差し伸べられるような人でなければ、周囲から愛されることは難しいでしょう。常に人のために時間を使う。その積み重ねが、結局は自分自身に還ってくるのです。自分のためだけに使う時間よりも、人のために費やした時間の方が、感謝もされますし、何倍もの価値となって返ってくると信じています。まずは他人のために、という気持ちからスタートできる人がいいですね。
――他に求めることはありますか?
岩田:もう一つ、中途で入ってくる方に期待したいのは、「がむしゃらさ」です。キャリア採用の方の中にはどこか落ち着いてしまっていて、がむしゃらに物事に取り組む姿勢が見られないことがあります。しかし新しい環境に飛び込んできたからには、一度はがむしゃらに、一生懸命に取り組むべきだと思うのです。以前のキャリアを自慢するのではなく、過去の実績は一旦リセットして、謙虚に、ひたむきに努力できる人がいいですね。そういう方であれば、既存のメンバーも心から歓迎し、サポートしてくれます。
やりがい、環境、報酬、そして成長。ECソリューション部が提供できる価値と未来への期待
――ECソリューション部で働くことで、どのようなベネフィットが得られるとお考えですか?
岩田:仕事をする上で大切なことは、「やりがい」「環境」「お金」の3つだとよく言われます。このうち2つが満たされれば、その転職は成功だと言えるかもしれませんが、私はこの3つ全てを満たせる環境を作りたいと考えています。そのための具体的な方法が、成長機会の提供と裁量権の付与です。ディレクターには大きな裁量権が与えられ、自分のアイデアを形にし、プロジェクトを推進していくことができます。
環境面で言えば、そもそもCIN GROUP自体が、そしてECソリューション部のチームメンバーが、非常に「人がいい」です。お互いを尊重し、助け合う文化が根付いています。最近では働き方の平準化も進み、比較的早く帰宅できますし、休暇もきちんと取得できる環境です。
――どのような転職動機を持つ方に来てほしいですか?
岩田:例えば、今いる会社で成長の機会が止まってしまっていると感じている方。もっとマーケティングに深く関わりたい、AIなどの新しい技術を積極的に活用したいと考えているにもかかわらず、会社の制約などでなかなか実現できずにいる方。そうした方にこそ、CIN GROUPのECソリューション部は最適な環境を提供できると確信しています。私たちは、会社の都合や固定観念に縛られるのではなく、常にお客様にとって何がベストかを最優先に考えます。だからこそ、新しいことにも果敢に挑戦できるのです。
型にはまったサービスを売り続けるだけの会社や、モールはこういう売り方でいい、固定費さえもらえればそれでいい、といったように、仕組み化が行き過ぎている会社では、優秀な人材ほど窮屈さを感じ、離れていってしまう傾向があります。もちろん、無駄な工数を削減し、生産性を高めるための仕組みは必要です。しかし、クリエイティビティを阻害するような過度な仕組み化は、成長の妨げになると考えています。ECソリューション部はなにより柔軟性を重視しており、常に新しいことに挑戦できる余地があります。
――最後に入社される方へ期待すること、そしてECソリューション部のビジョンをお聞かせください。
岩田:まず、入社される方には、「一緒にみんなで未来を語れる人」であってほしいですね。1年後、3年後、5年後に自分がどうなっていたいか、そして会社として、チームとしてどうなっていきたいかを、熱く語り合える仲間を求めています。ECソリューション部のメンバーは皆、自分の言葉で未来を語ることができます。そうした熱意を持ち、ビジョンを描き、周囲を導いていけるような方に来ていただけたら嬉しいです。
そして、「やりたいことを宣言し、実行し、実現していく」姿勢を期待しています。ECという枠組みの中ではありますが、失敗を恐れずに挑戦し、成功体験を積み重ねていってほしい。その成功は、必ず周囲にも良い影響を与え、チーム全体の成長につながります。まさに、「ビジョナリーな有言実行」です。
ECソリューション部のビジョンは、「想いをカタチに」です。これは、私たちに関わる全ての人々を幸せにしたい、という強い願いの表れです。そのために何をするか? それが、お客様の、そして私たち自身の「想い」を具体的な「カタチ」にしていくことだと考えています。
昨今、AIがブームになっていますが、私たちはAIだけでなく、「愛」をお客様に提供していくことを重視しています。「愛とAI」、この両軸を大切にするマインドが、私たちの強みである「Friendship&Do the best job」という行動指針にも繋がっています。
結論として、将来的にはECソリューション部がCIN GROUPの一つの子会社として独立できるくらいに成長させたいと考えています。例えば、現在ある物流課を物流部へ、そして物流会社へと発展させていくようなイメージです。最終的な目標は、「日本一柔軟で愛されるECソリューションカンパニー」になること。この大きな夢を、新しい仲間と共に実現していきたいですね。
――ありがとうございました!
【Profile】
岩田 泰孝
株式会社CIN GROUP
執行役員 兼 ECソリューション部 部門責任者
埼玉県出身 大学卒業後アパレル業界にてDB、生産管理、営業、販売等の経験を積む。その後、人材派遣会社に転職し、アパレル事業部にて8年間活躍。2014年、CIN GROUPにジョイン。派遣事業部のアパレル課を立ち上げた後、EC事業部の事業責任者に抜擢され、現在に至る。2020年より執行役員。社内表彰多数。