人材ソリューション1部の事業の中でも大きなウェイトを占めている、自治体向けの提案営業に携わっています。この仕事、あまり広く知られているものではありませんし、おそらく経験者もそれほど多くないでしょう。イメージしづらいと思うので、具体的な仕事内容について説明いたします。業務は大きく分けて2つ。入札情報に基づいて企画提案し落札するまでと、落札後の業務遂行です。

まず入札ですが、各自治体のホームページや入札情報サイトで案件情報を確認します。その中からCINの強みである人材リソースを活用する案件を絞り込み、仕様書を取得。パートナー企業となる旅行代理店や広告代理店に案件情報や事務局運営のイメージを提案します。

その後、商談を通じて具体的な業務の仕分けを行ない、見積もりを作成。パートナー企業を通して入札に参加します。

無事落札された際には社内と連携し、人材確保に動きます。既存スタッフでリソースが足りない場合、新規媒体掲載も実施。シフト作成や採用活動と同時並行で運営マニュアルの作成に入ります。また研修用の資料作成から実際の講師も担当。運営がはじまれば現場スタッフの管理、プロジェクトマネジャー（以下PM）やスーパーバイザー（以下SV）との連携を通して業務進捗管理に携わります。

もうひとつこの仕事で面白いのは、行政のお仕事だけに社会貢献度が高いこと、そして生活に密着していることです。案件の特性もありますが、たとえばマイナンバーカードの手続きに関する仕事でいえば、やればやるほどマイナンバーカード自体に詳しくなれるわけです。すると家族に説明できたり、よくわからないと困っている友人に教えてあげられます。助成金関係も知らないだけで実は給付対象だったということもあります。

暮らしやお金についての知識が深まるほかに、コールセンターのシステムそのものに詳しくなれたりもします。僕も最初はそれほど興味はなかったのですが...でも詳しければ現場で困ったときにすぐ対処できますし、作業進捗が遅れることも防げます｡

またこうした積み重ねがスタッフからの信頼にもつながるんですよ。業務領域の幅広さによって視野とキャパシティがうんと広がることはお約束できます。

将来的にはマネジメントラインに立ちたいと思っています。スキルセットとしてもマネジメントというかゼネラリスト向き。業務理解から採用、教育、評価といった人材リソースの管理、モチベーションアップに向けての取り組みなどいずれもマネージャーに求められる能力といえるでしょう。自分に続く提案営業をたくさん育てて事業部はもちろん、CIN GROUP内でも存在感のある売上・利益を獲得するチームをつくるのが夢です。